国際的な学術・文化交流と情報通信分野の発展を願って
大川財団では、1996年度より研究助成の対象を米国にも拡げており、今回で19回目を迎えます。米国における主要な6つの大学(UCバークレイ、スタンフォード大学、UCLA、南カリフォルニア大学、カリフォルニア工科大学、カーネギーメロン大学)から推薦を募り、財団の審査委員会で、その独創性や先進性、有用性等が審査され、今回は7名の研究者が選ばれました。(助成金は、1人あたり1万ドル)
贈呈式は、2014年12月15日、サンフランシスコ市内のホテルニッコーで開かれました。贈呈式には、助成対象者ご夫妻の他、助成対象者を推薦していただいた各大学の学部長、学科長ご夫妻。さらには、ゲストとして、在サンフランシスコ日本国総領事館総領事の渡邉正人氏をはじめ、大阪大学、九州大学、日本学術振興会、北カリフォルニア日本商工会議所などの現地オフィスや、日米の産学交流に関連のある方々。また、現地マスコミの東京テレビの方々等およそ50名の方々に参加していただきました。ウェルカムレセプションに続いて、研究助成金の贈呈式、その後はクリスマスを間近に控えてにぎわうサンフランシスコの街の夜景を楽しみながらのディナーへと続き、和やかな雰囲気の中で粛々と式典がとり行われました。
贈呈式では、まず奥島孝康理事長の開会の挨拶にはじまり、研究助成審査委員長の飽戸弘より選考の経緯と結果の報告がありました。その後、一人一人に対し、五十嵐三津雄会長より研究助成の贈呈書と記念品が手渡されました。
次に、来賓を代表して渡邉正人総領事、スタンフォード大学名誉教授のウィリアム F.ミラー博士とカリフォルニア大学バークレイ校工学部副学部長のフィオナM.ドイル博士よりお祝いと励ましのお言葉をいただきました。
最後に、財団専務理事の松本卓士より、財団の活動に対するご協力のお礼と今後の活動に向けてのメッセージがあり、セレモニーは盛会のうちに終了しました。
贈呈式の後のディナーでは、日米の研究者および産業人が分け隔てなく活発な意見が交換されました。また、助成対象者を推薦していただいた各大学の学部長、学科長の方々からもお祝いのスピーチをいただき、最後に研究助成副審査委員長の徳田英幸より閉会のあいさつを申しあげ、つつがなく無事に終了いたしました。
今後とも、大川財団は国際的な学術・文化交流と情報通信分野の研究のさらなる発展をめざし、このような活動を継続して行ってまいりたいと考えております。
五十嵐 三津雄会長(左)より助成金の贈呈 スタンフォード大学 エリック ポップ博士(右) |
「来賓祝辞」 在サンフランシスコ日本国総領事館 総領事 渡邉正人氏 |
「来賓祝辞」 カリフォルニア大学バークレイ校 工学部副学部長 フィオナ M.ドイル博士 |
「来賓祝辞」 スタンフォード大学 名誉教授 ウィリアム F. ミラー博士 |
研究助成対象者、推薦者の方々を囲んで記念撮影 |
贈呈式後のディナーにて |