お知らせ
2015年度大川賞・大川出版賞・研究助成贈呈式開催レポート
2016年3月2日、ANAインターコンチネンタルホテル東京にて「2015年度大川賞・大川出版賞・研究助成贈呈式」が開催されました。
大川賞
本年度の大川賞は、コンピュータによる言語処理の分野で貢献のあった辻井 潤一博士(産業技術総合研究所 人工知能研究センター長)、ハイミー カーボネル博士(カーネギーメロン大学 言語技術研究所長)に贈呈されました。
※辻井 潤一博士、ハイミー カーボネル博士の主な略歴・業績等はこちらをご覧ください。
大川賞 辻井 潤一博士 |
大川賞 ハイミー カーボネル博士 |
2015年度大川賞受賞者につきましては、2016年2月26日付の朝日新聞に掲載されました。
また、2016年3月3日にお台場・TIME24において、大川賞受賞記念シンポジウム(「NEDO/AIRC次世代人工知能国際シンポジウム」、共催:大川財団)が催され、受賞者による講演会が行われました。
大川出版賞
大川出版賞には、将来的な応用が期待される光ナノテクノロジーの分野から新たな知見を解説した「ドレスト光子―光・物質融合工学の原理」(大津 元一氏 著・朝倉書店 刊)、人工知能の研究の歴史から未来像、また社会に与える影響まで幅広く記述した「人工知能は人間を超えるか─ディープラーニングの先にあるもの」(松尾 豊 氏 著・KADOKAWA 刊)の2冊が選ばれました。
大川出版賞「ドレスト光子―光・物質融合工学の原理」 |
大川出版賞「人工知能は人間を超えるか─ディープラーニングの先にあるもの」 |
研究助成
研究助成については、国内24名、中国・韓国8名の研究者に対し、研究助成金として賞金100万円の贈呈が行われました。
助成対象者代表 同志社大学 桂井 麻里衣博士 |
また、今回、贈呈式を記念して、東京大学 大学院 経済学研究科 教授の伊藤 元重氏より「経済の展望と産業」をテーマとしてご講演いただきました。
東京大学 伊藤 元重氏 |
大川財団では、今後とも、国際的な学術交流と情報通信分野の研究のさらなる発展をめざし、このような活動を継続して行きたいと考えております。