大川財団では、1996年度より財団設立10周年を記念して研究助成の対象を米国にも拡げております。
助成金は情報・通信分野において、優れた先端的な研究や社会的に有用な研究を行っている米国の主要6大学(UCバークレイ、スタンフォード大学、UCLA、南カリフォルニア大学、カリフォルニア工科大学、カーネギーメロン大学)の研究者に対して贈呈されます。(助成金は、1人あたり1万ドル。)
今年も、カリフォルニア州の主要大学の研究者6名への研究助成の贈呈が決定し、2010年10月13日(水)、カリフォルニア州サンフランシスコ市のホテルニッコーにて、 「米国研究助成贈呈式」が開催されました。
今年も贈呈式では、たくさんの方々にご出席いただきました。
まず、助成対象者ご夫妻の他、助成対象者を推薦していただいた各大学の学部長、学科長ご夫妻。
さらには、サンフランシスコ総領事館の長屋副領事ご夫妻、北加商工会議所やJETRO、大阪大学、経済ソサエティなど、日米の産学交流に関連のある在米法人の方々。
また、現地マスコミの東京テレビの方々等の多彩な顔ぶれ。和やかな雰囲気の中で粛々と式典がとり行われました。
2010年度米国研究助成対象者は、こちら。
贈呈式では、まずはじめに奥島孝康理事長より開会の挨拶があり、続いて、研究助成選考委員長の飽戸弘より選考の経緯と結果の報告がありました。
「開会の辞」 理事長 奥島 孝康 |
「選考経緯と結果の報告」 研究助成選考委員長 飽戸 弘 |
その後、助成対象者一人一人に対し、五十嵐三津雄会長より贈呈と記念品が手渡されました。
五十嵐 三津雄会長(左)より助成金の贈呈 南カリフォルニア大学 教授 アンドレアス モリッシュ博士(右) |
その後、来賓を代表してスタンフォード大学名誉教授のウィリア F. ミラー博士とUCバークレイ工学部副学部長の富塚誠義博士よりお祝いと励ましのお言葉をいただきました。
また、米国研究助成対象者を代表して、南カリフォルニア大学教授のアンドレアス モリッシュ博士より受賞の喜びと感謝のスピーチを受けました。
「お祝いのメッセージ」 スタンフォード大学 名誉教授 ウィリアム F.ミラー博士(2000年度大川賞受賞者) |
「お祝いのメッセージ」 カリフォルニア大学 バークレイ校 工学部 副学部長 富塚 誠義博士 |
最後に、財団理事でCSK社長である中西毅より、財団の活動に対するご協力のお礼と今後の活動に向けてのメッセージがあり、セレモニーは盛会のうちに終了しました。
「閉会のあいさつ」 理事 中西 毅 |
研究助成対象者、推薦者の方々を囲んで記念撮影 |
贈呈式の後には、懇親会が催され、日米の研究者および産業人が分け隔てなく活発な意見を交換することができました。
また、2010年度の大川賞受賞者の1人である山本喜久博士や助成対象者を推薦していただいた各大学の学部長、学科長の方々からもお祝いのスピーチをいただき、最後に松本専務理事より閉会のあいさつを申しあげ、つつがなく無事に終了いたしました。
今後も、大川財団は国際的な学術交流と情報通信分野の研究のさらなる発展をめざし、このような活動を継続して行っていきたいと考えております。