2018年3月8日(木)、早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システムズ研究開発センターにおいて、早稲田大学SGU(スーパーグローバル大学創成支援)ICT・ロボット工学拠点、早稲田大学アドバンスト・マルチコア・プロセッサ研究所と大川財団の主催により、2017年度大川賞受賞を記念した国際シンポジウム“International Symposium on Future of High Performance Green Computing 2018”が開催されました。
(協賛:IEEEコンピュータ・ソサエティ日本支部、同マルチコアSTC、大和日英基金)
基調講演 クック博士 |
シンポジウムは当財団 奥島 孝康理事長、早稲田大学 橋本 周司副総長のあいさつで幕を開け、大川賞受賞者のひとりで、並列処理技術の先駆者であるデヴィッド・J・クック博士(インテル フェロー、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 名誉教授)により“Six Solvable System Challenges”と題して基調講演がありました。
開会挨拶 奥島 孝康理事長 |
開会挨拶 早稲田大学 橋本 周司副総長 |
大川賞について 安西 祐一郎博士 |
続いて、高性能低消費電力なグリーン・コンピューティングをテーマとして、笠原博徳博士(早稲田大学 教授、IEEEコンピュータソサエティ プレジデント)、デヴィッド・パデュア博士(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 教授)、ヴラジミール・ゲトフ博士(英国ウェストミンスター大学 教授)、ピーター・ブラーム博士(ブラーム リサーチ社長、英国ケンブリッジ大学 研究員)、李在鎭博士(ソウル大学 教授)の講演がありました。
笠原 博徳博士 |
デヴィッド・パデュア博士 |
ヴラジミール・ゲトフ博士 |
ピーター・ブラーム博士 |
李在鎭博士 |
続いて、当財団の理事で大川賞審査委員長である安西 祐一郎博士(日本学術振興会 理事長、慶應義塾学事顧問・元塾長)より大川賞ならびに受賞者の紹介がありました。その後、講演者をパネリストとしたラウンドテーブルが行われ、フロアからの質疑応答を交えて活発な意見交換がなされました。
ラウンドテーブル |
シンポジウム終了後は、リーガロイヤルホテルで懇親会が開かれました。早稲田大学 白井 克彦前総長、菅野 重樹創造理工学部長のあいさつ、当財団 評議員長で大川賞審査委員の安田 靖彦博士(早稲田大学・東京大学 名誉教授)のご発声で乾杯のあと、講演者と参加者の意見交換や交流がはかられました。最後に当財団 松本 卓士専務理事のあいさつがあり、盛会のうちに終了しました。
あいさつ 早稲田大学 白井 克彦 前総長 |
あいさつ 早稲田大学 菅野 重樹学部長 |
あいさつ 安田 靖彦博士 |
あいさつ 松本 卓士専務理事 |
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2017年度大川賞・大川出版賞・研究助成贈呈式のレポートはこちらをご覧ください。
2017年度大川賞受賞者の略歴・主な業績等はこちらをご覧ください。