お知らせ
2022年度大川賞・大川出版賞贈呈式開催レポート
2023年3月1日、ANAインターコンチネンタルホテル東京にて「大川賞・大川出版賞贈呈式」が開催されました。
大川賞
2022年度の大川賞は、視覚障害者でも利用可能な情報システムの開発と情報アクセシビリティの実現に寄与した浅川智恵子博士(IBMフェロー)と視覚の情報化手法の発明と応用に貢献したシュリー K. ナイヤー博士(コロンビア大学 教授)に贈呈されました。
大川賞 浅川 智恵子博士 |
大川賞 シュリー K. ナイヤー博士 |
※各受賞者の主な略歴・業績等はこちらをご覧ください。
大川出版賞
2022年度の大川出版賞には、「弱いロボット」が環境・社会と交わりながらコミュニケーションを取り、自律的で高い社会性をもつシステムを作り上げていく過程を生態学、生態心理学的な観点から考察し、実証的に論じた「ロボット 共生に向けたインタラクション」(岡田美智男氏 著・東京大学出版会 刊)、情報通信が進展していく社会における「災害情報」のありかたについて、東日本大震災を中心とした事例を挙げながら課題を提起し解明を試みた「災害情報 東日本大震災からの教訓」(関谷直也氏 著・東京大学出版会 刊)の2冊が選ばれました。
大川出版賞「ロボット 共生に向けたインタラクション」 |
大川出版賞「災害情報 東日本大震災からの教訓」 |
今年の贈呈式は、昨年より規模を拡大し、海外の受賞者やその関係者等もお招きして開催することができました。また、昨年お招きできなかった2020年度ならびに2021年度の海外受賞者にもご出席いただき、式典は華やかなものとなりました。
2020年度大川賞受賞者 ロバート M. グレイ博士 |
2021年度大川賞受賞者 ジョン D. オサリヴァン博士ご夫妻 |
大川財団では、今後とも、国際的な学術交流と情報通信分野の研究のさらなる発展をめざし、このような活動を継続していきたいと考えております。