トップページ > お知らせ ： 過去のお知らせ > お知らせ ： 2023年度大川賞・大川出版賞・研究助成贈呈式開催レポート

2024年3月7日、ANAインターコンチネンタルホテル東京にて「大川賞・大川出版賞・研究助成贈呈式」が開催されました。

2023年度の大川賞は、スーパーコンピュータを活用した全ゲノム解析などがん研究において先進的な取り組みと貢献をした宮野　悟博士（東京医科歯科大学　教授）と人工知能における深層学習の基礎技術と応用に貢献したヨシュア　ベンジオ博士（モントリオール大学　教授）に贈呈されました。

大川賞　宮野　悟博士

大川賞　ヨシュア　ベンジオ博士

 

※各受賞者の主な略歴・業績等はこちらをご覧ください。

2023年度の大川出版賞には、生成AIに用いられる生成モデルの一つである拡散モデルについて、その数理を俯瞰的かつ解析的に論じた『拡散モデル――データ生成技術の数理』（岡野原大輔氏　著・岩波書店　刊）、電子カルテに関係するさまざまな情報技術を網羅的に解説し、カルテのデータ解析の事例を通じて具体的な医療の高度化、効率化への道筋を示した『電子カルテデータ解析―医療支援のためのエビデンス・ベースド・アプローチ―』（横田治夫氏　著・共立出版　刊）の2冊が選ばれました。

大川出版賞『拡散モデル』

大川出版賞『電子カルテデータ解析』

 

研究助成については、国内17名、中国4名、韓国3名の研究者に対し、1件あたり100万円の研究助成が贈呈されました。

助成対象者代表　立命館大学　竇雪博士

 

大川財団では、今後とも、国際的な学術交流と情報通信分野の研究のさらなる発展をめざし、このような活動を継続していきたいと考えております。