2016年3月3日(木)、タイム24ビルにて、2015年度大川賞記念講演会(同時開催「NEDO/AIRC次世代人工知能国際シンポジウム」)が開催され、辻井 潤一博士(産業技術総合研究所人工知能研究センター センター長)ならびにハイミー カーボネル博士(カーネギーメロン大学 言語技術研究所 所長)が記念講演を行いました。
辻井 潤一博士 |
Jaime Carbonell博士 |
辻井博士は「人工知能研究センターの目指すもの」と題し、2015年5月に研究センター長に就任された産業技術総合研究所人工知能研究センターが取り組む、実世界に埋め込まれる人工知能について講演されました。
カーボネル博士は“Advances in Machine Learning: Improving the Core of Artificial Intelligence”と題して、人工知能の中核ともいえる機械学習の研究について、現在の傾向と具体例を示しながら論じられました。
※2015年度大川賞・大川出版賞・研究助成贈呈式のレポートはこちらをご覧ください。
※辻井 潤一博士、ハイミー カーボネル博士の略歴・主な業績等はこちらをご覧ください。
来賓として、京都大学元総長・名誉教授の長尾 真 博士より挨拶があり、両博士への大川賞受賞の祝意が述べられました。続いて、坂内 正夫 大川賞審査委員長(情報通信研究機構理事長・東京大学名誉教授)から大川賞ならびに受賞者である両博士の紹介がありました。
なお、この記念講演会は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)および国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)主催による『次世代人工知能国際シンポジウム』と同時開催され、シンポジウムでは、大川賞受賞記念講演に続いて、Phillipp Slusallec博士(ドイツ人工知能研究センター・ザールラント大学 教授)、李海州 博士(シンガポール科学技術研究庁インフォコム研究所 研究部長)、浅田 稔 博士(大阪大学大学院工学研究科 教授)および中島 秀之 博士(公立はこだて未来大学 理事長・学長)がそれぞれの研究機関における人工知能・ロボット研究開発動向について紹介しました。